父の日と母の日と - takeawalking’s diary

今週のお題「お父さん」

　どうもタケです。

　今日は何の日かググると、”父の日””夏至””スナックの日”だとか。

　しかしスナックの日って。飲食のスナックではなく、お菓子のスナックのことのようです。スナック菓子メーカーがそうしたらしい。

うちは父の日は、母の日と一緒に済ませました

　父母共に洗濯できる小洒落た柄の布のマスクをプレゼント。

　でも今はもう暑くて装着すると熱中症になってしまう。

　真夏のコロナ禍。間違いだったかなぁ・・・

　うちは記念日があるごとに家族で祝う感覚がない。親しい仲間や過去の彼女ともしたことがない。俺の感情の起伏にはあまり凹凸がないのかもしれない。

　したかった、やっておけばよかった、と思ったこともない。

　SNSを覗けば幸せだらけ。

　他人事。ただそれだけ。人の幸せな様を、どこかでやっかんでる気持ちがあるのかもしれない。平日の若い家族だらけの公園や、若いママ友たちが盛り上がってるファミレスやカフェドクリエに入るのが苦手。

　うちの両親はとっくに年金老人。

　親父は元々は中小企業のサラリーマンで管理職に就いてた。俺が中学の時に突然会社を辞めた。転勤話をめぐって社長と揉めたと後になって知った。

　それから元々大好きだった麻雀に関わる仕事で、雀荘（麻雀店）を始めた。開業して半年の売り上げはなかなかに厳しいものだったらしい。次第に常連客が付き、近所にある某大手の電気機器メーカーの社員たちが来るようになってからは、サラリーマン時代より羽振りがよくなった。それで俺を高校、浪人して専門学校まで卒業させてくれた。今にして思えば、もう少し勉強して大学に行けばよかったのか、と考えることがある。これだけで充分感謝である。

　俺が社会に出る頃には、店に出ることが楽しみであったようで。

　俺が今のように実家に戻り派遣やバイトを転々とするようになる頃には、雀荘は廃れて、金曜と土曜しか客が来ないことも多くなった。もとより後を継ぐ気のない俺。

　親父が70を過ぎた辺りから、嘔吐して血を吐き救急車に運ばれたことがあった。以来たまに吐くことがある。ここ最近は特に。

　高血圧症とメニエール病と病院で言われたそう。

　お袋さんも無呼吸症候群で腰痛持ち。近頃は物忘れが激しい。

　俺も先月で５０になり、これからいろいろとあるだろうことを覚悟している。

　派遣仲間に、親の介護の為に仕事を辞めた人、介護の仕事をしてて仕事に絶望してドロップアウトした人、親を施設に預けて仕事を始めた人がいた。

　当たり前のように毎日親父とは会っている。

　口も聞かない。喧嘩ばかりしている。親父には俺がまだ中学生に見えているらしい。俺もまた親父が意固地になって人の忠告まったく聞かない中学生に見えている。

　伝えたい言葉が浮かばない。

　毎日が当たり前過ぎて。

　仕事の話や異性のことも一切話したことがない。